春分を過ぎ、愈々春めいて参りました折、曽て訪れた関東三大梅林の一と賞される梅林を脳裡に甦らせた次第でございます。
 アタシが越生の地を訪れたのは大分前のことでございますが、その節は梅林からずっと深く山懐に立ち入った谷間の太田道真の墓所とする寺院を訪ねた時でございました。
 太田道真・・太田道灌の父君でございますね・・・んが、近年の若者は東大法学部の学生ですら、太田道灌の名前を知らないそうれ、はて時代は至極移ろいで行くのでございます・・・
南無合掌