日本の非関税障壁を含めた実質的な関税率が48％とはアメリカの対日貿易赤字額を日本からの輸入額で割った値だったのね
　まっ、トランプ政権としちゃあ、兎に角数字をこじつけて、それを相手国の取っ掛かりにするのが狙いだとしても、随分乱暴な施策を採りますなぁ。
　ニューヨーク株式相場はぐっと値を下げちゃって、世界60ヶ国に対して関税を引き上げるなんざぁ、当然アメリカの物価は上昇し、景気を悪化させますわぁ。

　しかし、ロシア・中国が世界におけるプレゼンスを増大させている今、アメリカも随分酷い態度をとるもんですねぇ・・・
　今のアメリカの経済学者は政権に対して意見することもできないんですかねぇ。
　大戦後、アイゼンハワー大統領にはアーサー・バーンズが、ケネディー大統領にはジェームス・トービンが経済政策について意見したそうですが、今の米経済学者にはそんな人物は居ないんでしょうねぇ。
　人工知能開発の一大拠点として知られるピッツバーグのカーネギー・メロン工科大学(旧カーネギー工科大学)に在ったジョン・ミュースに啓発され、ロバート・ルーカスやトーマス・サージェント、エドワード・プレスコットといったノーベル経済学賞を授与された学者らの学説はFRBのエコノミストらに強い影響力を振るっていると聞きましたが、所詮政治の潮流に抗う程の力を持ち得ないんですねぇ・・・