18世紀後葉の日本は北海道にロシア船が出没し始め、世界史の一環に連なる外患を愈々太くし始めた時代であった。
　其処に水戸藩主・徳川斉昭が創立した藩校・弘道館の教育理念を著した『弘道館記』に初めて"尊王攘夷"の語彙が現れ、その水戸学の理想を宗家以上に実践したのが長州藩主の膝許に開創された松下村塾の門下生らであった。
　高杉晋作や山県有朋らを育てた吉田松陰が伊藤博文に認めた人物評は「周旋家として立つ男」であった。

　神戸大学卒業を前に松下政経塾を創立した松下幸之助翁の面接を受けて入塾した高市早苗総理は1990年代から日本は長期不況に苛まれるようになるとの教えを受け、国政への道を志したと。

　21世紀半ば日本の国政を主導するのは進次郎でなくって、鈴木宗男はんの孫かも